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重衡の墓

 JR上狛駅で下車して奈良へ向かって歩くと、やがて木津川に出る。河原を見下ろしながら泉大橋を渡る。思ったより長い橋である。渡り終わってから下の道に下り、左に行くと御霊神社と並んで安福寺がある。
 重衡が斬られようとしている時、長年召し使った木工右馬允知時が馬に鞭を打って馳せつけ、人ごみを掻き分け重衡の前に出る。
 平家物語は
 「 知時こそただ今最後の御有様見参らせ候はんとて、是まで参りてこそ候へ、と泣く泣く申しければ、中将、まことに心ざしのほど神妙なり。仏をおがみ奉って斬らればやと思ふはいかがせんずる。
 やすき御事候ふや。」
 そこで知時は付近で仏を一体探してきて河原に据え、その前で首をのばし念仏をとなえながら重衡は斬られてゆく。この時の仏、阿弥陀仏が安福寺の本尊であるそうだ。
 平家物語は重衡の斬られた日時は記していないが、安福寺の説明版は六月二十三日(寿永四年)と明記してある。門を入って左手に石塔の十三重の塔があり、重衡の墓と書いてある
 ちかくに重衡の首を洗ったと言う(首洗い池)があり、こちらの説明は石塔は供養塔とあった。この説明の方が納得がいった。


     写真は安福寺と重衡の墓(供養塔)

安福寺 重衡の墓(供養塔)

テーマ : 京の歴史散策 - ジャンル : 日記

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